Dental Information


Tooth Sensitivity
The Wisdom Tooth by Wynn H. Okuda, D.M.D.

3話 感覚神経過敏症:問題の核心に迫る 冷たいストロベリーのスムージーを飲んでいて、突然、痛っ!なんて叫んだことはありませんか。飲み物や食べ物が歯にしみるので、しみない側の歯で飲んだり噛んだりしていませんか。また、歯の神経過敏な方専用の歯磨きクリームを使用して治ったと過信していませんか。 現実はそう甘くはありません。感覚神経過敏症は自分で治療できる質のものではないのです。多くの場合冷たいものや熱いもの・甘いもの・すっぱいものに歯がふれた瞬間に、この感覚神経が過敏に反応する症状が起こります。それ以外にも何かを噛んだ時や、歯磨きの最中、またはただ単に冷たい空気を吸い込んだ時でさえ、しみるような痛みを感じることがあります。ほとんどの人はたいていの場合、この痛みをなるべく我慢して、反対側でものを噛むようにしたりしてやり過ごしています。このような場合には症状がひどくなる前に、まず歯科医に相談することが大切です。 これらの原因の一つには、歯のひび割れや、フィリングやクラウンの欠損などが挙げられます。その他には虫歯の悪化であったり、歯の根元が露出したりということも考えられます。これらの症状に対処するには、一例として、古くなったフィリングやクラウンを新規に付け替えるなど、さまざまな治療方法が考えられます。 日常生活におけるストレスによっておこる不咬合や歯ぎしりも、原因の一つといえます。長時間にわたる歯ぎしりは、歯のエナメル質をすり減らしてしまうかも知れません。歯ぎしりの場合、眠っている本人は毎晩繰り返される歯へのダメージに気づかないでしょう。長い間の歯ぎしりがくせになると、すべての歯に圧迫感を与えて痛み出す、という悪い結果をもたらします。このような症状に対しても歯科医はあなたに適切な処置を検討し、予防してくれるでしょう。 解決策としては「バイトスプリント」や「ナイトガード」の使用があります。これはスポーツ選手が激しい運動時につけるマウスピースに似ています。このカスタムデザインのアクリル樹皮でできているマウスピースは、歯を外部の圧力から保護する役目を果たします。これを装着することよって、就寝時の歯ぎしりから歯の欠損を守ることができます。特に歯にベニヤなどの被せものをしたときには、これを装着すると有効です。 そのほかにも、度を越えた歯磨きも神経過敏を生む原因になります。歯ブラシのタイプが硬すぎたり磨く力が強すぎると、エナメル質が徐々に削られてしまいます。やわらかいタイプの歯ブラシを使用することが大切です。硬いタイプの歯ブラシは流しを掃除するときのためにとっておきましょう。力まずに、円を描くように磨いていきます。もっと詳しい歯みがきのテクニックは専門歯科医に教えてもらいましょう。 神経過敏症専用の歯磨き剤は、まったく効果が無いわけではありません。神経過敏はほとんどの場合、歯を守る保護質であるエナメル質がすり減ってしまった結果、象牙質がむき出しになり外気に直接さらされて起ります。神経過敏症専用の歯磨き剤は象牙質をカバーする効果で、神経が外気と直接接触するのを防ぎます。しかしこれは単なる一時しのぎに過ぎず、また必ずしも誰にでも効果があるとは限りません。自分に合った歯磨き剤については歯科医に相談しましょう。 今度冷たいスムージーを飲んで歯がしみる場合には、すぐに神経過敏用の歯磨き剤に頼らずに、次回の定期検診で歯科医に歯の症状を説明して適切な指導を得ることが必要です。ほとんどの人は神経過敏の症状を我慢してやり過ごすのが常ですが、一番たいせつなのはあなたの歯の健康状態を十分に熟知して、症状が起る前にかしこく予防することです。





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